結婚どころか人生も恋愛もうまく行かない私があがいてみた日記

マッチングアプリなどで、出会いを探して活動中。都内在住のアラサーが結婚するまでの日記です!日常の忘備録と気持ちの整理。

婚約破棄から立ち直った話

実は私、婚約をしていたことがあります。破棄になったけれど。破棄になったのは去年の6月。9か月経ち立ち直ったので、ここに心境をまとめる。

婚約破棄の原因は相手の浮気。発覚は入籍予定日の2カ月前。同棲9か月目だった。同棲場所は相手の地元で、私は新卒で入った会社を辞めて、その土地で就職して2カ月も経たない頃だった。

同棲中の部屋の棚にはプロポーズの時にもらった造花と、同棲後に貰った婚約指輪、お返しの腕時計が並んでいた。本棚にはゼクシィと結婚指輪のパンフレット。婚姻届けはどれにしようかなどを話し合っている時だった。

入籍予定日は付き合ってから、6年目の記念日。学生のころから付き合っていた、一番信頼できると思っていた人だった。

この状況で浮気発覚。地獄だった。私は相手の地元で就職したばかりだったし、同棲もしていた。再構築をしようと1ヵ月半くらいは頑張ったけれど、最終的に婚約破棄になった。私は始めたばかりの仕事を辞め、同棲を解消して実家に帰った。精神はボロボロで、毎日死にたい、人生終わったと思っていた。不眠症にもなった。

精神科で向精神薬睡眠薬を処方してもらって、毎日飲んでいた。仕事も結婚も失い絶望しかなかった。

6実家で1ヵ月くらい引きこもった。夜は眠れない代わりに、昼間は眠り続けた。婚約破棄関連の情報を集め、慰謝料を弁護士に相談もした。愛着障害関連の本もたくさん読んだ。

7月。1ヵ月くらい引きこもった後、私は治安が悪いことで有名なマッチングアプリをインストールした。10日間で7人くらいと会い、3人と寝た。自暴自棄になっていた。そのアプリは悪評高いだけあり、変な人が多く、その後すぐにアインストールした。3人とは数回会ったり、もう少し会った人もいる。

1ヵ月半くらい無職でいると、将来が不安になった。将来を真剣に考え始め、ワーホリも公務員試験も検討して、無料相談をした。いろいろと将来を考えた結果、やはり結婚したいと思った。そのためにはまず就職しないとと思い就活を始めたのが8月初め。

このころも情緒不安定で、毎日死にたくて、オンラインカウンセリングを受けまくっていた。オンラインカウンセリングはzoomで受けられる。1回45分。カウンセラーが空いていれば、辛くなった瞬間にすぐに受けられたから救われた。

8月は、転職サイトに登録して、いろいろな職業に応募して、面接を受けた。キャリアカウンセラーの面談も受けた。どうしても営業職以外がよくて、何になりたいかを色々考えた。面接はすべてオンライン。

9月は最終面接を受けるために上京した。友人の家に10日ほど泊めてもらい、たくさん話も聞いてもらった。やっと、外に出られるようになった。婚約破棄の話をずっと聞いてくれた友人には感謝しかない。面接を受けつつ、何人かの友人にたくさん話を聞いてもらった。話をするだけでまだ辛かった。

10月初めに婚約破棄の慰謝料を持って、元カレが謝罪に来た。現実感がなかった。これから二度と会わないことが信じられなかった。最後に会った後、感情だけで心臓がものすごく痛くなることを知った。向精神薬睡眠薬はもうやめていたけれど、オンラインカウンセリングは受け続けていた。

10月半ばに内定が貰え、引っ越し先を決めた。知らない街で一人暮らしをすることの実感がわかなかった。

11月から新しい職場で働き始めた。仕事をするのが久しぶりで、精神もまだ辛くて、本当にしんどかった。業種も業界も未経験だったから、わからないことばかりでつらかった。仕事で忙しく、オンラインカウンセリングを受けることを辞めた。ストレスでの肌あれがひどかった。

12月新しい職場で働きつつも、婚活を始めた。婚約破棄から半年経ったから、そろそろ新しい恋人を作りたいと思った。それでも、今頃結婚していたはずなのに、なぜ一人で知らない街に住んでいるのだろうと呆然としていた。たまに泣いていた。友人に話すのも元カレの話ばかりだ。

1月、精神はまだ回復していない。たまに死にたくなる時がある。仕事も入社3か月目になり、研修が終わって大変になった。マッチングアプリを始める。

2月、別れから8カ月。とにかくたくさんの人に会った。元カレのことを思い出すことも減った。憎しみはあるけれど。婚活で色々な人に会うことを楽しいと思い始める。

3月、少し仕事に慣れ始める。プライベートでは婚活に精を出している。元カレのことを思い出すことがほとんどなくなった。ごくたまに、憎くて思い出すけれど。死にたいと思うこともなくなった。

今、私はこの文章を書き、心の整理ができるくらいには、婚約破棄の悲しみから回復した。死にたいと思うこともなくなり、幸せになりたいと思うようになった。こう思えるまでに、私は毎日泣いていたし、精神科に通い、向精神薬睡眠薬を飲み、オンラインカウンセリングを受けまくり、10人の男性と寝た。転職と引っ越しもした。死にたいと思う気持ちが消えて、文章に書きだせるようになるまでに9か月かかった。

私にとって、婚約破棄は地獄だった。でも、どんなに辛くても、自暴自棄になっても、ちゃんと立ち直れることが分かった。また、新しい恋愛をしたいと思えるようになった。